11月祭環境対策委員会の紹介
☆目次☆
1. 11月祭環境対策委員会とは?
その名前の通り、京都大学の学園祭「11月祭(通称NF)」において環境対策を行う、11月祭公式の団体です。11月祭において発生する、ごみを始めとする多大な環境負荷を少しでも低減すべく活動しています。メンバーは京大公認サークルである「環境サークルえこみっと」の構成員が主体となっています。
>> ポイ捨て禁止!(2008年11月祭にて)
2. なぜ11月祭で環境対策が必要なのか?
11月祭は、11月祭下旬に4日間続けて行われ、期間中通して約4万人が訪れる「関西最大級の学園祭」です。会場としては吉田南構内ほぼ全域と本部構内の一部を使用します。建物の外には130〜150ほどの模擬店(屋台のようなものです)が所狭しと立ち並び、建物の中には学内のサークルを中心とする様々な団体が企画(時計台で講演会・4共大教室で演劇等々)を発表し、多くの来場者で賑わいます。
しかし、このように華やかで大きなお祭りの裏には、忘れてはならない負の側面があります。それが「ごみ」です。規模の大きい11月祭だからこそ、ごみも膨大な量に上ります。その量はなんと10t超(2010年)!たった4日間で排出されるごみとしては破格の量と言えるでしょう。これらのごみによる巨大な環境負荷を減らすため、1993年に『11月祭での環境対策の必要性』が提唱され、11月祭環境対策委員会が発足しました。
3. 具体的な活動内容は?
◇例会
毎週月曜日の18時30分から、安全センターで例会を行っています。例会では各人が議題を出し、話し合いを行います。ほとんどの人が何らかの担当を持ち、必要に応じてレジュメを作成します。
この毎週の例会が、活動の基本となります。
◇ごみの回収システムの構築・運営
11月祭において排出される大量のごみは、放っておけばそこら中に放置され、ごみ箱はごみで溢れかえって、惨憺たる様相を呈す事となります。そのような悲劇を未然に防ぎ、効率よくごみを分別・回収し、リサイクルに回すため、11月祭用に段ボールでごみ箱を作り、11月祭の会場内に設置します。これらのごみ箱は1模擬店に1つずつ担当が割り振られ、模擬店は担当するごみ箱の設置・ごみ袋の交換・撤収等のごみ箱の管理を行ってもらいます。(左写真クリックで拡大)これは11月祭で排出されるごみの多くが模擬店に由来するものであることからお願いしています。またごみの集積場での分別徹底の指導なども行っています。
◇洗い皿、洗い箸の貸し出し
模擬店において使われる発泡スチロールトレーや透明パック等使い捨て容器の使用を減らすため、その代わりとして洗って繰り返し使えるプラスチック製の「洗い皿」の貸し出しを行っています。
11月祭環境対策委員会では、準備や当日の洗浄・乾燥・貸し出しを行います。(左写真クリックで拡大)
2010年は15307枚の使い捨て容器の使用を削減しました。
◇資源ごみの選別・洗浄
割り箸やペットボトルなどの資源ごみは、汚れたままではリサイクルに回せないので、模擬店の方々に選別・洗浄してもらってから、リサイクル業者に引き渡します。模擬店の方々に行ってもらうのは、こうした資源ごみの主な排出源が模擬店企画であることに由来します。また作業を通じて「リサイクルの前には準備が必要」という事を知ってもらうというのも主旨の一つです。
◇来場者の意識調査・啓発
来場者のごみ問題に対する意識を調査するため、アンケート調査を行っています。また併せて来場者に分別を促す等して、ごみ問題に対する意識啓発を行います。
その他にも11月祭事務局が出している「NFパンフ」に11月祭のごみ問題について紹介するページを載せたり、「ごみ速報立て看板」等の立て看版を設置するなどして、来場者への意識啓発を図ります。(左写真クリックで拡大)
◇ごみの計量調査
11月祭でどの程度のごみが排出されるのかを調査することによって、11月祭のごみについての現状を把握し、次年度の11月祭環境対策委員会の活動の批判・検討材料とします。
◇「環境虎の巻」の作成・発行
「環境虎の巻」とは、11月祭期間中に模擬店の方々に行ってもらう作業の詳細を記した冊子です。作業への理解を通じて当日の作業を円滑に行うためだけでなく、ごみ問題への関心を深めてもらう啓発物としての側面も持ちます。
4. 終わりに
大量のごみが排出される11月祭、それは現代の大量生産・大量消費社会のひとつの単純化されたモデルであり、ごみ問題の現場です。この最前線で実践を通じて活動することにより、机上の思索では得られない知見が得られる事と思います。
11月祭環境対策委員会では一緒に活動するスタッフを募集しています。是非御参加下さい!
